宅建に独学一発合格した私が初学者目線でオススメの勉強方法を3STEPでご紹介します

今回はこんな悩みにお答えします。

  • 宅建に独学で一発合格したい
  • 範囲が広すぎて勉強が捗らない
  • 暗記のコツが知りたい

この記事を読むことで勉強への負担や合格に近づくヒントになると思います。

最終学歴が偏差値40以下の高卒で独学一発合格した私だからこそ、初学者目線で解説できると思います。私の経験を踏まえて実例も紹介するので最後まで読んでみてくださいね。

理解するためのコツ3選

結論から言うと下記の3つの通りです。

  • 常にクエスチョンを持つ
  • プロセスを考えながら解く
  • 暗記は最終手段

上から順に段階的に学習を進めていくと知識が定着しやすいと考えています。

常にクエスチョンを持つ

先に法令上の制限から具体例を挙げます。 テーマは用途地域・建ぺい率・容積率です。

用途地域とは建物の用途や建ぺい率・容積率等を規制する地域のことです。

ここでなんで?とクエスチョンを入れていきます。

①用途地域があるのはなぜ?→建物の用途を規制しないと街中に工場やゴミ処理場などの嫌悪施設が建ってしまう恐れがあるから、用途地域を細かく13地域に分けている。

②建ぺい率は何のために定めているの?→土地いっぱいに家を建てると隣家が火事になった時に類焼しやすいから。家に耐火性を有する外壁等の材料を使用していれば、建ぺい率が緩和される仕組みがある。

③容積率は何のために定めているの?→緊急事態等で避難を要する際に建物内が渋滞していたら逃げ遅れてしまう人がたくさん出てしまう恐れがあるから。

正直テキストにはここまで細かく記載されているものは、少ないでしょう。

なので少しでも分からなかった場合は「調べたいキーワード+なぜ」と検索しましょう。

また、②の建ぺい率のように耐火性があれば緩和措置があるというように派生的に覚えることもできるため、常にクエスチョンを持ってみると無理な暗記をせずに理解が深まります。

上記の内容のように法令は住環境や住民の保護をするためにあるのが分かるね。問題に対してクエスチョンを持つことでイメージがしやすいから、学習の質が格段にアップするよ。

プロセスを考えながら解く

最初はやってみると難しいですが、前項のように問題をなぜ?と追求してイメージしながら考えて解いてみましょう。

これを普段から意識しているとひっかけ問題に対しての対応力が身に付いていきますので、実践してください。

特に宅建業法はイメージしたら簡単に解ける問題が比較的多いように思うので、実際に例を挙げてみます。

〜宅建業法〜

Q .既存住宅・マンションの貸借の媒介を行う場合、建物の建築及び維持保全の状況に関する書類の保存状況について説明しなければならない。

①まずは建物の建築及び維持保全の状況に関する書類とは何なのかを考える必要があります。

初学者目線で考えると、維持保全の状況についてと言われてもあまりピンとこないかもしれませんが、建物の建築に関する書類の部分にフォーカスして考えると、建物の平面図や確認済証・検査済証だなと容易に解釈できると思います。

②次に建物図面等の資料はどのようなシーンで使うか考えます。

これは結論から言うと、リフォームや増改築などで図面が必要になります。

賃貸借契約の場合、借りている人が勝手にリフォームをすることは出来ないため、上記の図面を必要とする場面は考えられません。

したがって答えは×となります。

③次に答えが○になる場合を考えましょう。ここで答えが×で合っているからと終わりにしてはいけません。

結論から言うと、この場合は既存建物・マンションの売買の媒介とあれば、答えは○です。

実際にあなたが中古住宅の購入を行う立場で将来リフォームや増改築をすることになった時をイメージしてみましょう。

購入する立場からしたら、マイホームの図面がないのは嫌ですし、詳しい資料がないとリフォームやメンテナンス維持の際は不便ですよね。

このようにオリジナルのイメージを連想させて覚えていくと負担をかけず、理解につながりやすいです。

特に宅建業法ではこのような解き方で得点しやすいので、最初から無理に詰め込もうとせず、まずは一度自分なりにイメージしてから解く癖をつけましょう。

暗記は最終手段

単純な暗記はひっかけ問題や少しひねりを加えた問題に対応できないため、本試験では通用しません。

前述した通り、実際にイメージすることで暗記が不要になる部分も多くあるため、どうしても理解できない部分や法令上の制限の細かい数字などの部分で初めて暗記を使うのが良いと考えています。

なんでもかんでも暗記しようと勉強するのはとても簡単なのですが、「ひっかけ問題への対応力がつかない」「記憶から抜けやすい」というリスクがあります。

前項の問題内容を少し変えて例を挙げます。

Q .既存住宅・マンションの売買の媒介を行う場合、建物の建築及び維持保全の状況に関する書類の内容について説明しなければならない。

①結論から言うと答えは×です。これは問題の「書類の内容について説明しなければならない」部分に×が入ります。売買だからと書類の説明が必要と安易に判断してしまう受験者をひっかけています。

(実際に私も問題集で解いている際にひっかかりました)

②この場合、前項のように書類の保存の状況(書類も有無)について説明すれば足りるというところまで理解する必要があります。

③ここでイメージです。実際に重要事項説明を行うと大体1時間はかかってしまいます。「書類の内容まで細かく説明していたら日が暮れちゃうな」と自分なりに考えることで書類の内容までの説明は不要だな〜と無理な暗記をせずに頭に入ってきます。

分野によってはこのようなイメージがどうしても難しい部分があるかと思いますが、そのような場面で初めて暗記をするようにしていく方が知識も定着しやすいです。

私は不動産鑑定の分野が全く理解できなかったため、無理矢理詰め込んだ勉強をしていました。

35条書面などは覚えることが多いから語呂合わせを活用するのがオススメだよ。

まとめ

今回は暗記のコツとして下記の3つを紹介しました。

  • 常にクエスチョンを持つ→理解が早まる
  • プロセスを考えながら解く→細かいひっかけ問題やひねりのある問題に対しての対応力が身に付く
  • 暗記は最終手段→勉強の負担を軽減できる

序盤のうちは常に「なぜこうなるのか」という部分にフォーカスした勉強をしましょう。特に法令上の制限では疑問形式でネット検索するだけでスッキリ分かることが多いです。

中盤からは工程を踏んで問題を解くことを意識してください。キーワードの意味が正しくインプットされているかの確認、問題内容をイメージしながらどこが正しいのかor誤っているかの把握ができるようにしましょう。また、出題者側がどうやってひっかけ問題を作るかまで考えられば、上出来です。

単純な暗記はひっかけ問題への対応力が手薄になるため、数字の等のイメージしづらい部分で活用しましょう。

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