偏差値40以下の私が宅建に独学一発合格した勉強方法を紹介!

勉強方法

毎年約20万人の受験者がいる人気国家試験「宅建」ですが、出題範囲が広い上に受験者の上位15%〜18%の受験者が合格する仕組みとなっており、合格点が決まっていません。

そのため、平均点よりも+αでの得点が必須になり、勉強方法がとても大事な試験になります。

今回は実際に宅建に独学一発合格した偏差値40以下の私がこんな悩みにお答えします

  • 序盤の勉強方法
  • 効率的な勉強方法について
  • 使用するテキストはどれがいいの?

宅建試験に合格するために必要な時間は300時間と言われているけど、全然気にしなくてOK
どれだけ濃い内容の勉強が出来ているかがポイントだよ

序盤の勉強方法

宅建は範囲が大きく「民法」「宅建業法」「法令上の制限」「税・その他」の4つに分かれており、範囲が膨大な上、専門用語のオンパレードに圧倒されてしまいます。

特に初学者さんは問題文を読むだけでアレルギー反応が出てしまうかもしれませんが、それが普通なので焦らずいきましょう。

序盤勉強方法のポイントは下記の通りです

  • 参考書を読むのは1周だけ
  • ひたすら過去問の解説を読む
  • まずは「宅建業法」から        

宅建試験は宅建業法を制する者が合格を制すると言っても過言じゃないよ

参考書を読むのは1周だけ

初学者の方は参考書を読むのは1周だけと聞くと、「なんで?」思うかもしれません。

ですが、宅建には難解な専門用語が多く、用語慣れしていない立場の人からすると、全く内容が頭に入ってきません。

実際、私が宅建の参考書を初めて手にした時は、見慣れない用語のオンパレードで、すぐに参考書を閉じたくなるほどでした。

なので、最初の1周を読む際は用語を理解しようとせず、「この分野にこんな専門用語があったな〜」程度の感覚で読み進めていければ全然OKです。

「じゃあ、参考書1周した後はどうしたらいいの?」

そこで私の経験から序盤の勉強方法として、オススメするのが次項で後述している「過去問の解説をひたすら読む」ことです。

最初は用語の意味が分からなくて当たり前
気にせず、どんどん読み進めていこう

ひたすら過去問の解説を読む

参考書を1周読み終え、宅建に出てくる単語のイメージがなんとなくついてきたら、「ひたすら過去問の解説を読む」ことに専念しましょう。

過去問の解説を読むメリットとしては「用語と用語のイメージが結びつきやすくなる」点が挙げられます。

前提知識として、宅建の試験はひっかけ問題が非常に多く、受験生の大半がこのひっかけ問題に苦しめられます。

そのため、最終的には問題文に対しての解答をより正確にインプットすることが大切。

その土台の過程として、過去問の解説を読むわけです。

最初は問題に対してどんな専門用語が出てくるか意識してみよう
誤りを答える問題ではどのようなひっかけがされているか考えながら読むと効率アップするよ

まずは「宅建業法」から

序盤の勉強方法のコツとして、意識してほしいのは「宅建業法」から学習を進めることです。

理由は「配点数が多い割に問題が易しく、コスパがいい」から。

都市計画法・建築基準法・民法と他分野もありますが、宅建業法は初学者の方でも比較的イメージしながら理解できる内容が多く、試験でも50点中20点の配点を占めるため高得点につながります。

最終目標は本試験の宅建業法で18〜20点取ること。上位15%に入るにはこれが一番効率の良い勉強法なので、宅建業法をメインにスケジュールを立てましょう。

実際に私が合格した際の得点は40点で各分野の配点は下記の通りでした。

  • 民法8/14
  • 宅建業法18/20
  • 法令上の制限6/8
  • 税その他2/3
  • 統計5/5

宅建業法→都市計画法→建築基準法→民法の順番で進めていくのがオススメだよ

効率的な勉強方法について

結論から言うと、「プロセスを考えながら解く」です。

ここで初学者の方がよく陥りがちなのが「正誤が当たっているからOK」と進んでしまうパターン。

これ何がいけないかと言うと、理解していないのに理解したと錯覚してしまうこと

実際に私もやってしまい、このままの学習で進めてしまうと、宅建の十八番であるひっかけ問題が出た時の対応力が全く身につきません。

そこでコツとしては「イメージしながら問題を解きまくる」ことです。

具体的には「問題を解く際になぜ?とクエスチョンを持つこと」です。

宅建業法から例を挙げます。

「自ら宅地・建物を賃貸する行為は宅建業に該当しません。」 

なぜか考えてみます。

①もしも宅建業に該当すると仮定する場合、免許が必要不可欠。免許の取得には厳重な審査もある上に宅建士の設置要件を満たさなければなりません。

②この場合、大家になれる人がごく少数に限られ、賃貸で部屋を貸してくれる人が激減してしまいます。逆の立場で賃貸で住んでいる人からしたら、めちゃめちゃ困りますよね。

本試験では上記のような安直な問題は出ません。

出題側は必ず何らかのひねりを加え、悩むような択を設けてきます。普段からプロセスを踏んで問題を解いていくことで、ひっかけ問題への対応力や知識の定着率が上がり、効率の良い勉強に繋がります。

最初のうちはプロセスの理解がかなり難しいため、「分からないキーワード+なぜ」と検索していくといいでしょう。

 どの部分が間違っているかを見つける→プロセスを書く

これが出来た上で人に説明できるレベルが「理解」したと言えます。

実際にやってみると、非常に時間がかかってしまいますが、実践するだけで周りの受験生と大きな差が生まれること間違いなし。

実際に私が実践していたイメージ勉強法についてはこちらのページで解説しているので、良かったら参考にしてください。

宅建試験は誤りを問う問題の比率が多いから、普段の勉強で誤っている箇所を正すことを意識することで本試験でも得点アップにつながるよ

オススメの使用テキスト・問題集

結論から言うと「自分が見やすいもの・使いやすい」テキストを選ぶこと。

私がテキストを購入した時は人気のテキストなら間違いないだろうと考え、勢いで購入してしまいました。

結果、テキストを買い直すハメに。

色んなテキストがありますが、一冊2000円〜3000円と決して安価なものではありません。

テキストはカラーで見やすかったり、オリジナルの語呂で覚えやすいものがあるものを

問題集は解説が細かいものかつ、左ページに問題が右ページに解説があるものを判断基準として選ぶと間違いなし。

書店で手に取っての購入がオススメ。

とはいえ、時間がなくネットで購入したい方もいると思います。

そんな方にはみんなが欲しかったシリーズのテキスト・参考書がオススメ。

実際に私も使用したのですが、フルカラーで見やすく、分野ごとに冊子を持ち運べるため学習効率がアップにつながる点から失敗が少ないでしょう。

問題集で間違えた部分をテキストで見直す時の復習効率を上げるためにシリーズは統一しよう

まとめ

今回は初学者の方でも宅建に独学で一発合格できる勉強方法についてご紹介しました。

独学で効率よく勉強する方法は下記の5つです。

・テキストによる学習は1周だけ

・過去問の解説を読んで用語の結びつきを学ぶ

・まずは宅建業法から

・「プロセスを考えながら」ひたすら過去問を解く

・一問一答式から四肢一択式へステップアップ

大事なことなので、もう一度伝えさせてください。

「理解しながら」問題を解くことをとにかく意識すること

これが周りの受験者と大きな差を生みます。

宅建はひっかけ問題だらけなので、普段から意識することで、本試験でも十分実力が発揮できるはずです。

初学者の方に少しでも勉強方法が参考になれば嬉しいです。

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